【次回予告】さぬき歳時記-邦坊が描く故郷の風景―
| 企画展


和田邦坊画業館コレクション展vol.7
さぬき歳時記-邦坊が描く故郷の風景―
2023年12月23日(土)~2024年3月18日(月)
※1/1(火)1/2(水)は特別開館
休館日 火曜日・水曜日・年末年始(12/30、12/31、1/1)
場 所 和田邦坊画業館/灸まん美術館
入館料 一般500円,65歳以上の方・身体障害者手帳等をお持ちの方は300円,小中高大生・無料
琴平町出身の画家・和田邦坊。その人となりを伝えるエピソードはたくさん残されています。例えば「(冬眠できる)蛙や蛇族がうらやましい」というほど冬が大の苦手。いつもコタツに入りながら春の訪れを待ち焦がれていたといいます。その気持ちは、画題をみても分かります。吉祥の白梅・紅梅、薄紅色の桜、艶やかな牡丹、こぼれるように花をつけた藪椿など、春に咲く花を好んで描いています。椿の花に対しては「慾去りし我と思えど陽だまりの椿の紅に心動けり」という句を作るほど特別な思いがありました。これは「多忙を極めた東京時代で地位も名誉も得たが健康を損ねてしまった。今はもう何も望むものはない。心は空(くう)になってしまい、欲もなくなってしまった。しかし、どうしてだろう。美しい椿を見ていると“描きたい”という欲に駆られてしまう」という心情を表現しています。あまり自作の句を発表しない邦坊ですが、椿の花は特別で心が震える存在だったことが分かります。本展は、和田邦坊が描いた美しい花々や風景画を紹介します。ぜひ邦坊の眼差しとともに季節の歳時記をお楽しみください。
ミュージアムトークのご案内

担当学芸員が楽しく企画展の見どころを解説いたします。解説用のマイクを導入しました!展示室をぐるっとご案内。入退室も自由です。
2024年①1月13日(土)②2月10日(土)3月9日(土)
各日:14:00(約45分)
場所:和田邦坊画業館
参加費 無料(要入館料)・申込不要