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2024/05/02四国新聞 記者ノート 切れてません、著作権

2024/05/02四国新聞 記者ノート 切れてません、著作権
SNSで《成金栄華時代》のフィギアが話題になった2024年2月。実は、フィギアだけでなく著作権についての話題も大きく注目されていました。弊社は、和田邦坊画伯の遺族から著作権管理を譲渡されていますが、これもあまり周知されていません。「どうして灸まん美術館というところが著作権を管理しているのだろう?」という疑問も含めて、美術館の存在がPRできて良かったなあと思っています。もちろん「風刺画の時代背景が大正時代」であり「作品の発表年が昭和初期」となり「作家の没年が平成時代」という3つの時代が錯綜したことで、ますます著作権について議論が活性化していたようです。

関連サイト



和田邦坊《成金栄華時代》の著作権保護期間はいつまで?
成金おじさん公式フィギュアから考える

https://togetter.com/li/2312888
↑光栄なことにまとめサイトもできています。

著作権のお問い合わせも続々・・・

当館学芸員も着任してから弁護士と相談しながら規約を作成、また利用手続きの管理を行っていますが日々勉強する必要があります。たまに「この使い方はOKですか?」という丁寧なお問い合わせもいただきます。すぐに回答できる場合もあれば、専門家に相談するときも…。つい最近の事例では、Vtuberの瑠璃野ねもさんからも問い合わせがありました。

二次創作は、基本的に著作権侵害には該当しません。コミケで販売する商業誌と同じ感覚で、許可を受けなくても自由に創作できます。ただ作者のご遺族もいらっしゃいますし、顕彰を目的とした美術館もあります。愛すべき作者の人格や作品を貶めるような使い方はどうぞご遠慮ください。原作よりももっと楽しく面白く!を目指して二次創作の世界を広げてもらえればいいなあと思います。