香川県はこんまい県
| よもやま話
和田邦坊画業館の企画展ポスター、チラシのメインビジュアルはいつもフォトグラファーの宮脇慎太郎氏に撮影を依頼しています。(今回の「春かすみ・夏の夜風」の表面、ポスターも!)その宮脇さん、今年度の香川県文化芸術新人賞を受賞されました。おめでとうございます。何年も前から調査活動にも協力いただいているので、和田邦坊に関しても造詣が深く「邦坊さんの絵は強いから、撮影する側も負けてられない!」と言いながら、いつも作品と向き合ってくれています。本当に頼りになるプロジェクトメンバーなので、今日の受賞は朗報でした。春からの調査活動も楽しみです!
写真左)東京つづらそバ天井絵の調査 右)美術館収蔵作品の撮影風景
ちなみに、宮脇さんのご家族もメディア関係の仕事をしており、生前の邦坊と面識があるそうです。雑誌に載せる原稿や記事をもらうために自宅に伺ったことがあるとか…。当時の様子を聞くと「待たされることもなく淡々と普通に対応してくれた」と振り返ってくれました。ちょっと変わったエピソードを期待していましたが、業界のひとを困らせることなく仕事をこなしていた、そんな邦坊の日常を知れたような気がします。
香川県はこんまい(小さい)県なので、すぐに誰かと誰かが繋がるのですが宮脇さんと邦坊さんが関わることも不思議な巡りあわせのように思いました。