2025/11/01 連続講座「戦後香川のデザインを考える」@瀬戸内海歴史民俗資料館に登壇しました
| 事業報告
先日(2025年11月1日)に五色台にある瀬戸内海歴史民俗資料館(れきみん)の連続講座に当館学芸員が登壇しました。れきみんで開催している「第18回企画展新民芸の創出 -デザインで生活を豊かにする-」の関連イベントとして和田邦坊のデザインについて紹介しました。
第3回「デザイナー和田邦坊の秘密」
日時 2025年11月1日(土曜日)10時~11時30分 <終了しました>
講師 西谷美紀(灸まん美術館副館長・学芸員)
参加者 29名
場所 瀬戸内海歴史民俗資料館研修室
デザイナー和田邦坊の秘密を大公開
今回は、讃岐民芸館初代館長としての和田邦坊の活動やデザイン思考をまとめよう準備していましたが「和田邦坊は、いつからデザインの仕事をしているの?戦後だよね~?」「灸まんさんが最初にデザインの仕事を依頼したの?」「たくさんデザインしたと言うけれど、いったいどれくらいの数?いまもあるの?」など、よく聞かれる質問に総まとめで答える機会とさせていただきました。出し惜しみしていたつもりはないのですが、灸まん美術館だからこそだせる成果として和田邦坊が手掛けた企業・団体リストを制作、これを「デザインの秘密」として報告しました。
常連のお客さんからも「まだまだ知らないことがいっぱいでてくるね、今日も来て良かった~」と感想をいただきました。個人的に時間を費やした割にはあまり発展しない発表のような気がして自信がなかったのですが「新しい発見があって面白かった」と言われると少しホッとしました。いつも応援してくれる皆さんの顔をみると安心するし勇気がもらえます。期待に応えられるように話さねば…というプレッシャーもありますが、今回も楽しい時間を過ごすことが出来ました。ありがとうございました!また、れきみんの皆さんにもサポートいただきました。チームプレーでイベントをまわす姿に羨望の眼差し。あと、なにより研究や仕事の相談ができる環境が羨ましくてたまりません。わたしはわたしで今ある場所で精進するのみですが、良い機会をいただきました。また次の機会に備えます~!
イベント詳細 連続講座「戦後香川のデザインを考える」@ 瀬戸内海歴史民俗資料館研修室
連続講座「戦後香川のデザインを考える」
第1回「世界に誇る香川ローカルデザイン」
日時 2025年9月27日(土曜日)10時~11時30分<終了しました>
講師 中條亜希子(やしまーる館長)
第2回「昭和30~40年代の新民芸創出についてー県施設の活動を中心としてー」
日時 2025年10月4日(土曜日)10時~11時30分<終了しました>
講師 田井静明(瀬戸内海歴史民俗資料館職員)
第3回「デザイナー和田邦坊の秘密」
日時 2025年11月1日(土曜日)10時~11時30分<終了しました>
講師 西谷美紀(灸まん美術館副館長・学芸員)
場所 瀬戸内海歴史民俗資料館研修室
定員 各回40名(先着順)
関連企画
第18回企画展新民芸の創出 -デザインで生活を豊かにする-
瀬戸内海歴史民俗資料館が開館した昭和40年代、香川のデザイン運動は多方面に展開していました。本展では、民俗資料館の視点から、地場の民芸(古民芸)や海外の生活用品に学び、風土に根ざした素材、技術をいかして取り組まれた香川県の新民芸創出の活動を紹介します。また、伝統的なくらしの道具の転換点とも重なる大阪万博前後の大きな変化のなか、デザインで生活を豊かにしようとした香川県内の取り組みに注目し紹介します。
会期:令和7年9月13日(土曜日)~11月9日(日曜日)
会場:瀬戸内海歴史民俗資料館
入館料:無料
https://www.pref.kagawa.lg.jp/kmuseum/setorekishi/index.html
