展示作業はチームプレー
| 学芸室より
和田邦坊画業館は、しばらく閉室して展示作業を行っていました。先週、企画展目当てでご来館いただいたお客様もいますが、次回の企画展は2021年2月4日からとなります。遠方の方だったので心苦しかったのですが、またのお越しを心よりお待ちしております…
リニューアルして3年経ちますが、実は担当者はまだまだすべての収蔵品を確認できていません。また、額装した絵画のほとんどは作品が戻る専用の箱が用意されていませんのでそのケアも必要になります。次の公開まで安全に美しく保管するためにも1点1点の梱包に時間をかけています。ただ作品も大きいと一人では無理になるので今回も強力な助っ人の力を借りながら進めています。
次の展示作業。大きなケースに展示するときは、一人で作業してもなかなか進まないので学芸業務の経験者を招聘。それからミューカツメンバー(ボランティアスタッフ)にも参戦してもらい展示を作り上げています。キャプションは息をとめてグッとお腹に力を入れると美しく切ることができます。(ただ何枚もカットしていると手が痛くなります)
美術館の受付スタッフの手も借りながら作業も大詰めとなりました。
2月4日、無事にオープンできそうです。
どうぞお楽しみに…!
おまけ
撤収&展示作業を進めながら、調査も同時進行に行っています。謎の箱を開けると版木がゴロゴロ。全パーツが揃っていないので1つ1つ眺めながら推理を重ねています。これは、あの年賀状のあのパーツ?悩ましい箱を開けてしまいました・・・