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がらんどうな展示室

撤収を終えたガラスケース

ただいま企画展「讃岐の画家、和田邦坊」の準備をしています。一応、展示プランは計画を立てていますが、いざ壁に並べてみると「なんだか違う…」の連続です。撤収を終えたガラスケースをみると真っ白なキャンバスのようにみえてワクワクしますが、うまく配置が納まるかどうか憂鬱に思う時間もあったり、なかったり。がらんどうな(何もなくて広々している)展示室で悶々と、粛々と作業をしています。


展示作業には知力・体力が必要!

今回は、襖絵サイズの大作を展示いたします。これは借用作品になるので慎重に展示方法を考え中です。また、ちょうど収蔵資料のなかから下絵が発見されたので今回は両方を同時初公開する予定です。当館の収蔵品は、額装や軸装された作品は一部に限るため、初公開の作品・資料となると展示するために様々な細工が必要となります。なんとか展示に耐えうる状態に加工ができるときもあれば、いつか表装できる日を待とう!と諦める日もあります。未知の収蔵品もまだまだ山ほどありますが、整理もひと頑張り。展示も知力が必要。あと体力も…。

おまけ


<追伸>
美術館の仕事として感染症対策の掲示物やPOPも合間に作っています。スタッフ総出でコロナ対策を頑張っていますが、お客様のマスクマナーはまだまだ浸透していません。「食事の後はマスクをして会話をお楽しみください」という掲示物。メニューよりも目立つ大きさで作りましたが、、、見えてないのかなぁ…