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2024/09/29 こんぴら賢人塾②を聴講しました 日柳燕石・長谷川佐太郎・香川昇三と綾夫妻について

2024年9月29日(日)こんぴら賢人塾②の講座が灸まん美術館ギャラリーで開催されました。こちらは美術館が主催しているわけではありませんが、琴平の歴史を聞けるということでミューカツメンバー(美術館のサポーター)とともに参加しました。第2回は「こんぴら賢人記念館のあゆみ」と題して田山泰三先生(公益財団法人こんぴら賢人記念館理事)が登壇。「こんぴら賢人記念館」で顕彰してきた琴平出身の賢人、日柳燕石・長谷川佐太郎・香川昇三と綾夫妻の紹介とともに『源氏物語』口語訳を完成させた琴平出身の作家村山リウについてお話がありました。日柳燕石は、和田邦坊画伯も関心を寄せていた人物で戦前に公開された映画「日柳燕石」にも関わっていました。「燕石」というお菓子の包装紙も手掛けており美術館としても接点は多め…注目すべき歴史上の人物ですね。


灸まん美術館所蔵作品「燕石」包装紙

琴平を知る・楽しむ・好きになる連続講座


また、香川昇三氏、香川綾氏のお話は料理番組好きとしてはとても興味深いお話でした。計量カップ・計量スプーンを開発した人が琴平にゆかりあるとは知りませんでした。それから、村山リウ氏については名前だけ知っている方だったので改めて「語り解説」の面白さを知りました。源氏物語は「読む」「見る」だけでなく「聞く」楽しみもあるとは…。先生が持参したカセットテープの音もなんだか昭和の文化財のように思えて、とてもいい時間を楽しむことが出来ました。90分の講義では新しい郷土の発見ばかりで「へー」や「ほー」の連続でした。さて、3回目はこんぴら古地図のお話が続きます。職場で様々な分野の講義に聴講できるなんて役得!有難いことにどのお話も和田邦坊研究に役立ちそうです!