ぽんぽんぽんと、葱の花
| 作品・資料紹介

美術館周辺の畑をみると、可愛らしい玉ねぎの花が咲いていました。
あまりにもキュートな形をしているので写真をパシャリ。

和田邦坊《葱の花》
そういえば、春かすみ・夏の夜風<前期>でも葱の花を紹介していました。邦坊さんが描いた葱は、花の中に仏さまがいらっしゃるという物語風の作品です。太い茎のうえに咲く白い花は、擬宝珠や宝珠のように優しい形をしています。賛は、川端茅舎の句「葱の花ふと金色の仏かな」です。葱の花をみて、茅舎の句に思いを馳せた邦坊さん。丸い花のなかで浮かんでいる仏さまをみると、こちらも自然と笑顔になってしまいます。