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《白雲深し》

和田邦坊《白雲深し》昭和47年


象頭山

大麻山

讃岐の雨の諺いろいろ

『琴平町誌』の民俗編を読んでいると「象頭山(竜王山)に雲がかかれば雨」という諺を見つけました。昔のひとは、山にかかる雲の具合をみて風雨を予測していたようで「讃岐富士に笠雲がかかったら雨」「大麻山に雲がかかるとマゼ(南東の風)が吹く」「金比羅さんの方向に雲がかかったらすぐに雨が降る」という言い伝えが残っています。まだまだ梅雨もあけない日々ですが、ちょっとした晴れ間にみえる山の風景をみると、幻想的な霧が立ち込める白雲の世界が広がっています。