2022/09/16 ナビ活!お茶会体験!
和田邦坊作品に囲まれた茶会!(体験)
先日(2022年9月16日)和田邦坊ナビゲーター育成PJの茶会体験講座を開催しました。今回は、茶人・中條晴之氏のよもやま噺を聴講し、茶室で設えた邦坊作品を鑑賞するという目的で企画しました。正直、体験講座になるので簡単にできると思ったのですが準備がとても大変でした。設えや道具などを選び始めると大変。物語や構成がまとまらずギリギリまで悩みました。
邦坊ゆかりの品をご紹介
茶室を飾る調度品も「この話に、この絵画。この流れで、この人形の話を入れて…」など、参加するメンバーの反応を想像しながら準備しました。大変だった苦労話はつきませんが、改めてお茶室で道具や作品などを愛でる機会もあったので講師としてもいい勉強になりました。今回は中條さん宅にある邦坊作品もお借りしました。お気に入りは、宮内フサさんが絵付けしたうさぎの張子人形です。可愛いものを並べると緊張も少し和らぐかな…とか、そんなことも考えながら設えました。ちなみに、張子人形は民芸館やおもちゃの会の繋がりとして紹介しました。
ナビゲーター育成事業について
和田邦坊ナビゲーター育成PJは、和田邦坊をコンテンツとしたツアーを企画し、ナビゲートする人材を育成するという目的があります。去年から始動し、長く事業が継続できるように無理しない!楽しく活動する!をモットーとしています。座学のような講座ばかりではなく、文化教養に触れる機会も準備するなど、かなり豪華な講座が去年から提供されています。そもそもこの事業は、灸まん美術館の主催ではありません。公益財団法人高松市コンベンションビューローが主催となり、ナビゲートできる人材育成のために多額の事業費を用意してくださいました。当館の学芸員はあくまで招聘された講師にすぎませんが、担当者の方の熱意にいつも感服しながら和田邦坊の面白さを伝える工夫を一緒に考えています。
おわりに
ただいま様々なバックグラウンドをもつ個性的なメンバーで活動していますが、諸事情により離脱することになった方もいます…。まだ1年も活動を続けていないので残念なところもありますが美術館としては主催側の期待に応えるべく引き続き事業に邁進していきたいと思っています。いまのところメンバーの補填は予定していません。しかし、有難いことに「あの企画にぜひ応募したい」というメールもいただきます。また事務局と相談していかなければいけない課題なのかもしれませんが、とある専門家から要望を受けたこともあるので本当は前向きに考えたいところ(笑)とりあえず、茶会体験についてはメンバーのレポートで紹介します!お楽しみに…!